2.手術療法
大まかに人工股関節置換術と関節温存手術に分けられます。
・人工股関節は自分の生来の関節を切り捨てて機械に置換する手術で、障害が緩和される確実性が高く、しかも回復速度も速い利点があります。しかし人工の機械ですから、いずれは壊れて入れ替え(人工股関節再置換術)が必要になる恐れは常に付きまといますし、脱臼し易くなるため肢位(しい:脚の位置)の制限があったり、化膿するとせっかく入れた人工関節を抜去せざるを得ない場合があったりと、リスクやデメリットもあります。
・関節温存手術は、生来の関節を温存し、荷重面積の増大あるいは関節適合性の改善を目的とした手術です。脱臼や化膿の心配は少なく、若いうちに手術を受けて、経過がよければ再手術を必要とせず一生を過ごせる可能性もある利点があります。しかし確実性は人工関節よりは多少劣り、関節症が結局進行して人工股関節置換術へ移行せざるを得ない場合があったり、回復速度も通常は遅いなどデメリットがあります。
また、年齢や病期等によって選択される手術が異なります。

