1948年リンカーン・カースティン(文学者・詩人・作家・ダンス批評の権威)とジョージ・バランシン(舞踏家・音楽家)の2人が創設しました。二人は先にスクール・オブ・アメリカン・バレエ(ダンサー養成学校としては最も古い)を開校していました。カーステイン自身はニューヨーク近代美術館(CE3も詣でました)の発端者でもあります。卓越した才能のあるバランシンは最後のロシア皇帝の前で踊りを披露し、ディアギレフに振り付けを任された人物です。ニューヨークシティバレエ団の特徴はまずシンプルな衣装、抽象性、クラッシックからの乖離(かいり)でしょうか。そこがCE3でもすんなり入り込めた要因です。(白鳥風キラキラチュチュとの決別)CE3の尊敬する批評家三浦雅士氏は抽象性を重んじる事にやや危惧をもっておられて、引用ですが『たぶんバランシンのバレエがなお続いているのは、何人かのすぐれたダンサーが、その抽象性のなかにきわめて具体的な物語を見いだしているからだろうと思います。おそらくはバランシン自身が封じ込めた物語を』(文献:著者 三浦雅士「バレエ入門」2000年初版 新書館)と語っておられます。さらにバレエは「生死感」(この世とあの世の物語が多い)、ダンサーの『身体』こそが芸術監督(コリオグラファー)の意図よりも重要であると。なお現在の芸術監督(コリオグラファー)は、ピーター・マーティンズです。CE3の持っているニューヨークシティバレエ団のワークアウトDVD1と2の監修もしています。
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ピーター・マーティンズより「体は私たちの道具です。ダンサーのように鍛えたしなやかな体でも、そうでなくても、人間誰もが同じ道具を持っているのです。一部が石で一部がダンサーのミケランジェロの未完成の彫刻を想像してください。筋肉を最高の状態にするために、自分自身が彫刻家になったつもりで体を作ってみてください。」なかなか無理な注文ですね。耳が痛いです。